ジャジーでソウルフルな洋楽ヒップホップ【Pete Rockワークス10選】

洋楽ヒップホップおすすめアーティスト【Pete Rock（ピートロック）】

Pete Rockが作り出すサウンドの特徴はとにかくジャジーでソウルフル。

サンプリングにジャズやソウルミュージックを使用し、トラックにはスクラッチの音が数多く入っています。

角がない丸みを帯びた滑らかなサウンドはとても聴きやすく多くのヒップホップファンを魅了しています。（自分も魅了された一人）

Pete Rockとは

Pete Rock（ピートロック）

これまで多くのグループやラッパーの曲をプロデュースしています。

ジャズやソウルミュージックをサンプリングしたトラック作りはいつの時代でも流行りに流されない独自のスタイルを貫いていると評されます。

上記画像のレコードの量がヤバイですね。

ここから数多くの名曲が生れたのでしょう。

ちなみに今回はあえてPete Rock & C.L. Smooth名義以外の曲を紹介していきます。

Pete Rockはこんな人におすすめ

Pete Rockの曲を聴いてジャズヒップホップにハマったという人も多いと思います。

上記に当てはまる項目があればこれから紹介する10選を是非ご試聴下さい。

Pete Rockワークスおすすめ10選

「The World Is Yours」／Nas

1曲目はNas（ナズ）の「The World Is Yours」です。

Nasについて詳しくはこちら→洋楽ヒップホップおすすめアーティスト【Nas】

Pete Rockプロデュース曲で真っ先にあがる名盤ではないでしょうか。

このサイトでもしつこいぐらいに紹介しています。

何度も紹介するって事はそれだけ良い曲だという事。

ゆったりとしたリズムでピアノとスクラッチの音が激渋な名盤です。

この曲が収録されているNasのアルバム「illmatic」もおすすめです。

気になる方は是非チェックしてみて下さいね。

「Juicy （Pete Rock Remix）」／The Notorious B.I.G.

２曲目はThe Notorious B.I.G.（ノトーリアス ビー・アイ・ジー）通称ビギーの「Juicy Pete Rock Remix」です。

ビギーは今は亡き東海岸を代表するカリスマラッパー。

こちらはPete RockのRemixです。

アルバム収録のオリジナルヴァージョン→こちら

どちらが好みですか？

自分はRemixがオリジナルを超えていると思います。

オリジナルはちょっとR&Bっぽい感じがしますね。

「Juicy」オリジナルヴァージョン収録の「Greatest Hits」もベストアルバムだけあって名曲多数収録です。

「Let It All Hang Out」／A.D.O.R.

3曲目はA.D.O.R.（エー・ディー・オー・アール）の「Let It All Hang Out」です。

A.D.O.R.はソロのラッパーです。

正直、A.D.O.R.の曲はこれしか知りません。

元ネタ（サンプリング）もジャズの「California Soul」という曲なので極上のジャズヒップホップに仕上がっています。

曲調は暗く渋めな感じではなく軽快で明るめなので初心者の方も聴きやすいと思います。

「Down With The King」／RUN DMC

4曲目はRUN DMC（ラン・ディーエムシー）の「Down With The King」です。

ベストアルバム「The Original Rhymes」に収録されています。

RUN DMCは3人組の超有名な伝説のヒップホップグループです。

メンバーでDJのJam Master Jay（ジャム・マスター・ジェイ）は残念ながら亡くなっています。

RUN DMCのロゴの入ったアパレルやアディダスのアイテムは目にしたことがあるのではないでしょうか。

この曲は落ち着いた雰囲気とは打って変わって迫力満点で重量感のある曲です。

スクラッチの音が随所に入っているところがまたPete Rockらしくて良いです。

ラップでPete Rock、そしてC.L. Smoothも参加しています。

超豪華なマイクリレー！！

そしてこの曲は画像の白いレコードジャケット収録の「Cool Breeze Mix」を強くおすすめします。

カッコ良さ、渋さが3割増し！！！（あくまでも個人の感想です）

「Real Hip Hop（Pete Rock Remix）」／Das EFX

5曲目はDas EFX（ダス・エフェックス）の「Real Hip Hop（Pete Rock Remix）」です。

Das EFXは二人組のMCコンビ｡

MCコンテストでも優勝する程の凄腕ラッパーです。

この曲はアルバム「Hold It Down」に収録されており、Pete Rock Remixも収録されています。

DJ Premierのオリジナルヴァージョンはちょっと癖のあるトラックにハードコアな二人のラップが乗っかった感じです。→オリジナルヴァージョンはこちら

ただ、当時90年代モノのMIXCDやテープに収録されていたほとんどが「Pete Rock Remix」だったと言っても過言ではないでしょう。

「Pete Rock Remix」がDJ達にも重宝されていたようです。

Das EFX の重量感のあるハードコアなラップにPete Rockらしさが加わった名盤です。

「Jussumen（Pete Rock Remix）」／Das EFX

6曲目もDas EFXの曲で「Jussumen（Pete Rock Remix）」です。

アルバム「Dead Serious」に収録されています。

ただ、この曲も「Pete Rock Remix」を強く推したいと思います。

「Real Hip Hop」同様にMIXCDやテープに収録されていたのは圧倒的に「Pete Rock Remix」の方です。

「Jussumen」＝「Pete Rock Remix」と言っても過言ではないでしょう。

トラックもアップテンポで疾走感があり軽快でジャズやソウルフルな感じもほのかに漂っています。

イントロとアウトロにスクラッチの音がガンガン入っていてめちゃくちゃカッコイイです。

「Jump Around (Pete Rock Remix)」／House Of Pain

7曲目はHouse Of Pain（ハウス・オブ・ペイン）の「Jump Around (Pete Rock Remix)」です。

アルバム「House Of Pain」に収録されています。

この「Jump Around (Pete Rock Remix)」も収録されているようです。

House Of Painは西海岸の3人組です。

メンバーは黒人ではないですね。

グループ解散後DJリーサルはハードコアミクスチャーバンドLimp Bizkit（リンプ・ビズキット）のDJとしても活躍しました。

サビの「ジャンプ！！ジャンプ！！エブリバーディジャンプ！！」が印象的。

DJが盛り上げたい時に必ずと言っていいほど使う曲ですね。

「Pete Rock Remix」の方がよりヒップホップ感が強いイメージです。

曲調はノリノリで軽快なアップテンポなヒップホップです。

Pete Rockもラップで参加しています。

この曲は上記で紹介したDas EFXの「Jussumen（Pete Rock Remix）」と同系統で似ているように感じます。

「Jussumen（Pete Rock Remix）」が好きならきっとこの曲も好きなはず。

「Fakin’ Jax」／I.N.I.

8曲目はI.N.I.（アイ・エヌ・アイ）の「Fakin’ Jax」です。

I.N.I.はPete Rockの弟であるGrap Luva（グラップ・ラヴァ）を含めた5人組のヒップホップグループです。

こちらはPete Rock名義のアルバム「Underground Classics」にも収録されています。

Pete Rockワールド全開のスローテンポなジャズヒップホップに仕上がっています。

この曲を収録したアルバムは当時お蔵入りになったらしいのですが、03年に正式にリリースされたそうです。

「Rather Unique」／AZ

9曲目はAZ（エー・ジー）の「Rather Unique」です。

アルバム「Do or Die」に収録されています。

AZはソロのラッパーです。

Nasの1stアルバム「illmatic」収録の「Life Is A Bitch」の客演でも有名です。

この曲も上記の「Fakin’ Jax」と同系統の曲ですね。

スローテンポでソウルフルなトラックでスクラッチの音も多く入っています。

ちなみに、レコードは持っていませんが、AZ ft. Nasの「Gimme Yours」もPete Rockプロデュースの名盤です。

現在レコード捜索中。

「The Militia (Pete Rock Remix)」／GANG STARR

最後の10曲目はGANG STARRの「The Militia (Pete Rock Remix)」です。

GANG STARRについて詳しくはこちら→洋楽ヒップホップおすすめアーティスト【GANG STARR】

オリジナル、Pete Rock RemixともにGANG STARR名義のアルバム「Full Clip: A Decade of Gang Starr」に収録されています。

オリジナルヴァージョン→こちら

オリジナルヴァージョンはイカツイ重低音ガンガンの曲です。

このオリジナルヴァージョンもとてもカッコイイ曲なので自分は大好きです。

そんな曲がPete Rockにかかればご試聴の通り超ジャジーに！！

ゆったりとしたリズムとピアノループがたまりません。

同じ曲とは思えませんね。

この曲はインスト（ラップが入っていない音だけヴァージョンの事）で聴くのもまた良いんです。→こちら

興味のある方は一度試してみて下さいね。

Pete Rockが好きならこの作品も

どれもPete Rockに通ずるものある名盤ばかりです。

まとめ

Pete Rockワークスおすすめ10選

90年代を代表する名プロデューサー。

ジャズやソウルをサンプリングし流行に流されない独自のスタイルで数々の名曲を世に送り出しているPete Rock。

今も多くの人達を魅了し続けている洋楽ヒップホップアーティストです。

今回は自分が好きでレコードを持っている曲を10曲紹介しました。

Pete Rockプロデュースの曲はもちろん、Remixヴァージョンも是非チェックしてもらえたらなと思います。

紹介した以外にもまだまだ沢山の名曲があります。

この機会に自分のお気に入りのPete Rockワークスを探してみて下さい。